24時間先の初・小笠原へ

東京竹芝から太平洋を南に24時間、船で1000キロ揺られた先にある東京都、自然遺産の小笠原村。春は名ばかりと感じるこの時期、短パンや半袖Tシャツの持参を心配することが嬉しくも感じる。桟橋のコンビニで当座の食糧、麦酒を仕込んで乗船。午前11時、ジャンジャンと打ち鳴らされるドラとともに、いざ!
東京湾を出てから程なくそれが始まった。腸に響くエンジンの音、フワ〜ンフワ〜ンと緩く上下そして左右。太平洋の正体が露わになった。ツレに襲いかかる目まい、胃袋から込み上げる悲痛な叫び。申し訳ないけれど、自分はホレ、この通りコンビニ弁当を狭い個室でひらげアルミ缶で喉を洗浄。昼と夜そして翌朝の胃袋も元気だ。これも横浜〜ナミビア間を航海したピースボートの一ヶ月効果だな。ツレは結局、身体を縦にすること無く小笠原・父島まで「後悔」したのである。
翌4月17日。カモメの出迎えの中、コロナで乗船定員を三分の一に減らしたフェリーが1時間遅れで父島に接岸。港には一週間ぶりに搬入される食糧を始めとした一切の生活資材を求める業者、商店主らが待ち構え忙しく作業を始めた。ここからは多少サビの吹いてきた頭で約8ヶ月前の記憶を絞り出しながら書きます。それにしても町を望める丘からのこの景色、いいじゃないですか! ザ・オガサワラでしょ。来た甲斐があるってもの、健康に感謝だね。
本来ならばアップされた写真とともに旅行あれこれを付記するところですが手抜き、サボりを決めさせてもらいます。多分、忘れた頃に思い起こしてここに記録を綴ることとなるでしょう。ではー。
旅行期間 : 2021年4月16日〜21日