座間味に「初」を求めて

動ける、っつうのは実に、ありがたい。わがまま気まま右に左、下から上に想いを実現できる。久しぶりにLCC航空券が手に入ったので早速、沖縄へ。那覇からフェリーで2時間、慶良間諸島の座間味村で「初」チャレンジと考えたのだ。1日目は那覇、そして2〜3日目を座間味、最終4日目は再び那覇の日程を立てた。

成田から那覇、バニラエア往復で8,820円。休日があてがいぶちの身分からすれば、喉から手だろう。まぁ、これも航空会社の「ヒマ」を埋める「助っ人賃」かな?初日の宿は、牧志公設市場の先の奥、壺屋やちむん、開南交差点にも近いお気に入りのエリア、太平通り商店街に隠れた民宿「みーふぁいゆー」。シャワーやトイレの共同はご愛嬌、値段やWi-Fi、静けさ、しかも「せんべろ」もあちこちと、願ってもない環境だ。
シャワーでさっぱり、男前(自己申告)でいざ左党に参画。昨今のせんべろ人気、お目当ての店はすでに満員状態なので、方角を変えて「のうれんプラザ」内のせんべろに陣取った。豚角煮をアテにぐびぐび、プッハー!ドリンク3杯を素早く空けて、2回目の1000円コース。今度の相棒は鶏肉、これまた美味し。他店のアテは申し訳程度のちっとんべぇ(少ない=杉戸の方言)だがここのはデカイ、食いでがある。
大満足で那覇の夜が明けた。5時半でもまだ暗い中、このエリアに似つかない昨夜の「のうれん(農連)」ビルに向かった。その1階には、朝2時か3時には開く市場がある。規模は驚くほどでは無いが、おばー達の勢いや人なつこさには惹かれる。朝メシをここで仕入れたが、380円で昼の分まで間に合う分量だった。やすー、うまー。
ブリブリ、ドバーッ!ありがたい事に、今朝も快⚫️さっぱり。この際フェリー乗り場「とまりん」までエネルギー燃焼、大股で歩こう。ナビには30分と出ていたが、20分余で着いたぞ👈ドヤ顏。那覇泊港から座間味までフェリーで片道2,220円也。ちなみに高速艇だと3,140円と開きがあるが所要時間は半分に短縮できる。天気は上々、クジラの歓迎もあったらしい。途中3港を経由、座間味港には2時間半後の12時30分の接岸。特に依頼もしていなかったが、宿の女将が徒歩5分の距離を車で迎えてくれた。ここに2泊する目的は何を隠そう「初」‼️ダイビングなのだ。どうだ、恐れ入ったろう😍
民宿サマーハウス「遊遊」は2泊、朝メシ付で9,800円。8畳程のスペース、トイレとシャワーは共同の民宿である。この日は台湾からの若い旅行客6人が居た。実は座間味のこと、この宿の存在も先輩から教わった。沖縄本島からはるか遠い石垣や与那国にも泊まったけど、那覇近くの離島もアクセスも含めなかなかグッドだと改めて思えた。

そして晩のお約束、酒場放浪紀の始まりだ。まず「三楽」でモズクをビールと泡盛で流し、二軒目の「㊆」に移してビールにぶどうを合わせた。それぞれ1,500円、1,100円の勘定でサックっと切り上げ、宿自室にて今日一日をグビリと総括。午後9時、良い子の夜はいつも早いのです。
沖縄地方、夜の帳がモタモタ、しかも朝がのんびりしている。7時、宿の朝メシは卵焼きにハンバーグ、納豆と海苔の定番が揃った。1膳半のご飯、ワカメの味噌汁と気取った物は無いが満足。ブリブリ、どっバーはここでも健在でありました。
あっと驚くタメゴロー❗️、南都雄二に都蝶々‼️(え〜と説明しますと、TV「ゲバゲバ90分」と、浪速の漫才コンビをもじったギャグなんです。笑ってやってください👎

ガビ〜ン😲 「シケで欠航」。ってぇことは、海が荒れてダイビングも出来ねぇ、ってことじゃねぇか‼️ こりゃ、つまんねぇ冗談を言ってる場合じゃねぇぞ。何のためにここに足を伸ばしったってー。「初」の看板はどーすんだよ。
畜生!まあまあ…立った腹をいさめ、健康ウオーキングに高台へと進む。だんだん開ける景色に気分も晴れて来た。眼下にグルリ広がる碧い海と島々の山水画、展望台からの眺めに時間を忘れる。「こんな素敵な場所で…」。民宿のおばー田中美江さん(満87歳)の体験が記された本を知ったのはこの後だった。
お前さん、今夜もかい。あたしゃもう疲れたよ、なんて冷たいことを言わずにサ、晩餐とモーニングのメニューを見てくらっせ。連チャン外食は贅沢、と今夜はシブク自室居酒屋。持参した柿の種に現地調達の割高な即席焼きそばで店をオープン。で、翌朝は美江おばーとおしゃべりしながら民宿モーニング、野菜サラダに卵と煮魚をいただいた。
欠航はやはり結構な訳はない。物事が順調に進んでこそ、と思う反面、イレギュラーが得も言われぬ物語を生み出すことも確か。運休のフェリーも今日は大丈夫、予定通りに運航された。でも選択肢はひとつ、高速船だけだ。昨日の分、出港をまつ乗客が多いようだ。
再び那覇に戻って来たよ。離島と比べるとやはりその存在感、都会だなって感じぃ〜。宿のチェックイン時間は14時、1時間半以上もあるのでまずは腹ごしらえ。予約した宿のずいと先になるが前から気になっていた「黄色いカレー」の店を目指した。
沖縄の最終夜、那覇の宿は「ジュンク堂」の目と鼻の先「サンキョウ」。ここは2回目、お気に入りだ。アメニティや部屋の設備に抜かりがない、しかも格安な気の利いたビジネスホテルたからだ。その分、なかなか予約が取れないが、やはりこの時期、ラッキーだった。食事は無論付かない。3,100円とは嬉しいプライスだ。

久しぶりの湯船、芯まで温まってゴロゴロ垢を落として、今夜もあのせんべろに足を運ぶのであります。観光客もここまでは呑みに来ない別世界、料理も焼酎の濃さも真面目に商っているんだけど、「ちょっとねぇ」とマスター。こっちもついチップを奮発しちゃうんだよね。頑張れ!
バニラエア800便、12時15分、定刻よりも早く成田着。強風は機体を揺らすだけでなく、飛行機に速く飛べとけしかけてくれたのかも知れないな。そんじゃ、ってんで限られた長さのコンパスを急ぎ、同47分発の成田エクスプレスに間に合った。日本橋乗り換えで銀座にゴー。早速メールで届いていたQRコードを店員に告げ、新発売のipadが差し出された。現用iPadはかれこれ5年、iphoneは4年使い倒している。それぞれが安い買い物では無いが正直、これが無いと二進も三進も行かない。ちなみに来年はiphoneの交換を予定している。