一寸先は闇、そのために出費を抑え健康にも努める。「確かに」と縦に振る首を、止めた。だって長生きするのが目的ではなく、楽しむための人生だべぇ。そんな啖呵を切って動いた先は北陸、新幹線・敦賀延伸による混雑前に「応援フリーきっぷ」で地酒をナメる魂胆。初日の福井市は氷雨と日曜で当てが外れ、その分つぎの富山市でウキウキ銘酒三昧、方や金沢市では日本酒バルが定休と知る。藤子不二雄の氷見市(富山)では倒壊危険度判定の貼紙、液状化による亀裂道路など散見。濃淡の地域差、運に縁にタイミングも防災と知る。


ベッケンバウアーVSクライフ、サッカーW杯1974西ドイツ大会。これを前後して職場同好会、素人タマ蹴り集団が誕生した。先月4年ぶりの新年会には自称「赤き血のイレブン」16名が揃い盃を重ねた。ハゲや白髪になっても仲間はありがたい。パワーを貰える。そして啓蟄、4月には5番目の孫がランドセルを背負う。子や孫の成長は嬉しいが正直、淋しさも伴う。己の余生が浮かぶからだ。炬燵でお茶してYouTubeで迎える黄昏…いや、とんでも発奮歩いて5分。立ち止まらず、燃えなくっちゃ!


バブル期超え34年ぶり株価39,098円。個人保有の金融資産2121兆円。不思議だ、その実感が全くないのは自分だけなのか? ゼニは欲しいけれどあり過ぎても人生を狂わせるモト、悔しいけれど12億円は枕の中に仕舞っておこう。戴いたワインで夢見た先は富山、石川、福井。いまJRや地元自治体・企業などが被災支援の企画を立ち上げている。「ならば」と北陸フリー切符を速攻ゲットし日本酒の宝庫、当該三県にお邪魔する。普段の暮らしは「100均」だけどここはチト奮発、野口英世さんに登場してもらおう。


そっちの信者じゃないけれど昔っから好きな言葉、「暗いと不平を言うよりも進んで灯りを点けましょう」。今年初のパスポートは台湾、テレサテンの墓参、台東とその離島が目的だ。早々に切手シート二枚、台北松山空港で5000ドル現金カード当選、離島への船便も平常運行、降雪で危ぶまれたフライトも台北➡️羽田を定時航行。ありがたい、今年も運に恵まれている。しかし加齢は隠せない。一週間の疲れが首肩、腰に覆い被さっている。あと何回、何年動けるんだろう…。さて、次回は四月だ。