キョンシーがしょっこり現れそうな、天と千尋の舞台のようでー。Penghuポンフーの中心・馬公にある「中央老街」(2020年2月1日現地18時頃撮影)。どうよ、なんとも滲みる雰囲気でしょ!

本当は台湾南東に浮かぶ離島、と考えていたけんど、台湾の東海岸線沿いはこの時期は風や波の影響大のため飛行機や船も欠航が多いとかで、断念。西側の離島をチョイス。高雄空港からプロペラ機で40分程度の近さ、夏はリゾートで賑わうところとか。ま、閑散期、のんびりした感じの空港が足下に見えて来た。空港から市内まで booking-comで予約した「百慶旅店」が無料迎車。真冬でもここはやはり南方、日本の11月初旬の季節感、宿につくなり股引と長袖下着を脱ぎ捨てた。
2日目は現地に来てからネットで探した宿。初日が2,800円だったけどチョイとランクを上げて3,600円に出世。「日立」を冠したネーミングに惹かれて選んだ。やはりオフシーズン、8戸建て(写真掲載を忘れた)に宿泊客は知る限り3組ほど。しかも広い部屋にダブルベッドがドーン。有難いね。

朝メシは「朝飯横丁」の一角。地元民御用達とみえて結構な繁盛ぶりの店内にニイハオ。隣の客のソレを指してオーダー。縮れと素麺もどきの麺に魚のすり身が浮いているラーメンだ。出来れば醤油を垂らしたい魚介系の薄味。まあまあイケる。

〈ここに、2日目の市内ウオーキングツアーをこれからアップします〉
3日目。この日は定番の島巡り。9時前にバスターミナルに行き、当日1,300円のツアーに参加。案の定、乗客は自分一人。マイクロバスに運転手とガイドを従えての殿様観光のスタートだ。シーズン中は中、日、英の3ヶ国語のテープ案内があると聞いたが、今の時期は生ガイドしかも中国語オンリーと来たもんだ。そこで役に立ったのが「ポケトーク」。ガイドにこれを預けての説明、ところどころ変な翻訳もあるが趣旨は伝わる。メルカリの中古に感謝だ。
約4時間の観光の癒しはもちろんアレだよ。調子込んでこの日も秋刀魚でグビリ。台湾のアルコール事情、ビールだけと言っても過言でない。一部には雑穀やサボテンの酒が呑まれることもあるけど稀有。自分としては海風吹く夕刻にはやはりお湯割、熱燗と思うけれど郷に行ったらナントカ…。写真が前後したが、3日目の朝はローカルなお粥と油条(揚パンもどき)。3日目の宿も前日ググって入れたホテル。地球の歩き方にも掲載されている有名どころの「長春大飯店」が1/3、約4,000円で泊まれるなんてラッキー。最上階かつ広い部屋を提供された。バスタブも完備、でかいベッドに大はしゃぎする自分のスケールをチョッと恥じるのであった。
ポンフー最終夜、
高雄に戻って来ました。宿は美麗島駅からあの六合夜市を通り越した先の「レジェンド」。日本のビジネスホテルの1.5倍の広さ、手が届く場所に必要なのが有り、過不足のない朝メシが付く。3,800円に自転車の貸し出し、チェックアウト12時までと太っ腹。チェックアウトの前にカルフールまで一漕ぎ、ここで土産を買い、散髪360円也で男前(自己申告)を取り戻した。ただし唯一、残念だったのが高雄での最終夜に居酒屋に入れなかったこと。その一方で自転車で歩いた結果、大好きな庶民市場「山民街」に出会ったことは収穫たったな。ネズミが出そうな市場、衛生的にはアウトだけど人が生きるってことはコウなんだ、と教えられる。