道後温泉での朝飯、このツアーで初めてのバイキングだ。「食わなきゃ損」と勇んでレストランへ足を運んだか大渋滞、好きなものが充分に取れなかった。でもまぁ不殺生とは言っても、久々のハムやソーセージは格別だったな。
で、今日のスタートは五一番(http://nehan.net/index-06.htm)から。「不殺生」を高らかに謳う寺の姿勢が胸を打つ。
羊羹を買っとこ、山奥の階段がきつかった、マイクロバスが何度も切り返し登った場所などインパクトが有れば思い起こせるけど、来る日も来る日もあっちからこっちへと参ると「何番の寺はああだった」とはいかないものだ。いま歩いている寺だって二時間後には頭に残っていないかも?

ちなみに五七番は映画「お坊さん」の舞台、実話とか。http://bosan.jp/sp/about/introduction/
四国で指折り、今治国際ホテルが今夜の宿泊場所。ツアー主催者「徳島バス」さんが奮発してくれた。一流の設備、サービス、値段。ここが多分、本ツアーでベスト宿だろう。
晩飯前に化石のようなJAZZ喫茶へ。昭和38年開店、78歳のハイカラマスターの店だ。ホテルでの夕食をサクサク済ませたらお待ちかね、独自で巡る「夜のお遍路」が今夜も懲りもせず展開された。酒場放浪記「五味鳥」がターゲット。ツアー同行のサトウ氏とカウンターに座る。鶏皮を鉄板で焼いた名物メニュー。確かにイケる。なんと三回目にして満足のいく雰囲気に辿り着いたことになる。