凶でも大吉でもない曖昧かつ中庸、イイ加減でソコソコまあまあ、テキトーな自分を象徴している「吉」。今日もカラ元気でいくっきゃない。

雨の確率60%。三日目にして朝から傘の出番となった。今日は徳島県から高知県に入る。先ずは宿の隣接するロープウェイ駅から標高を一気に稼ぎ、二十一番を目指す。先達や経験者によれば、今日はいく先々、石段が出迎えてくれると言う。
フウフウ。やはり石段はきつい。おまけに足元は滑りやすいので、一歩づつ注意を要する。細かい粒と思いきやザーッと降り始める雨に傘、カッパで対応。気温もそこそこあるのでジメッとしている。
光明真言「おんあぼきゃ、べいろしゃのう、まかぼだら、まにはんどま、じんばら、はらばりたやうん」。仏説摩訶般若波羅蜜多心経なども口が慣れてきた。その意味も知らぬままに唱えているが、結願の暁にはなんぞ見えてくるのかな?
今夜の宿はアパ系列、しかも町の中にあるビジネスホテル。湯沸かし器にテレビ、湯船も各室に備わっている。道路向かいの居酒屋が眩しい。侘び寂びもいいけど、ネオンが無いと辛いんだよな。速攻、二次会に雪崩れ込んだ。